茨木市の築20年超え住宅が抱える屋根のリスクと対処法

築20年超え瓦屋根

茨木市には、1990年代〜2000年代に建てられた住宅が多く存在します。

これらの家は現在、築20年以上が経過し、外壁や基礎、設備機器と並んで”屋根のメンテナンス”が必要なタイミングに差し掛かっています。

劣化が進行しても気づかないまま放置されてしまうことが多く、気がついた時にはすでに深刻な状態に…というケースも。

そこで今回は、茨木市に多い築20年以上の住宅が抱えやすい屋根のリスクと、適切な対処法について詳しく解説していきます。

目次

茨木市・築20年を超え屋根に潜む主なリスクは?

スレート屋根の劣化

茨木市の住宅では、1990年代からスレート屋根(カラーベスト・コロニアルなど)が多く採用されてきました。

これらは軽量で施工しやすく、コストも抑えられるため人気でしたが、防水性の寿命はおおよそ15~20年程度といわれています。

劣化が進むと、

  • 表面の塗膜が剥がれ、水を弾かなくなる
  • 苔やカビが繁殖しやすくなる
  • ヒビ割れ・反りが発生する
  • 雨水が屋根材の下に浸透し、野地板やルーフィングにダメージを与える

といった症状が見られるようになります。

瓦屋根のズレ・漆喰の劣化

日本瓦の場合は耐久性が高く、瓦自体は50年以上持つこともありますが、固定するための漆喰や下地材には寿命があります

築20年を超えると、以下のようなリスクが顕在化しやすくなります。

  • 漆喰の剥がれや崩れによる瓦のズレ
  • 台風や地震で瓦が落下しやすくなる
  • 棟部分のゆがみ
  • 瓦の下にある防水シート(ルーフィング)の劣化

棟板金の浮き・サビ

金属屋根やスレート屋根の棟部分には、金属製の「棟板金」が設置されています。築20年を超えると、

  • 釘が抜けて板金が浮いてくる
  • 隙間から雨水が侵入する
  • 錆びが発生して腐食が進行 といったトラブルが起きやすくなります。

放置すると強風で飛ばされ、隣家や道路に被害を与えることもあるため、注意が必要です。

雨どいの詰まりや傾き

屋根とセットで注意したいのが雨どいの劣化です。20年以上経過した住宅では、

  • 紫外線による樹脂の劣化
  • 落ち葉や泥の蓄積による詰まり
  • 勾配のズレによる水はけ不良 などが起きやすく、オーバーフローによって外壁や基礎に雨水がまわる原因にもなります。

茨木市・築20年越え屋根の劣化放置リスクは?

築20年以上の屋根劣化を放置してしまうと、以下のような深刻な問題に発展する可能性があります。

  • 雨漏りによる天井・壁紙のシミやはがれ
  • 木材の腐食によるシロアリ被害
  • カビの発生で健康被害(アレルギーなど)
  • 電気系統(照明・コンセント)への影響
  • 修繕費が膨らみ、数十万〜百万円単位の工事になる

特に茨木市では台風やゲリラ豪雨の被害が多く、もともと小さなひび割れやズレがあった屋根が、ある日突然、大きな雨漏りや崩落へとつながることも。


自分でできる屋根の劣化チェック

屋根の上に上がる必要はありません。地上や室内から次のようなポイントをチェックしてみましょう。

外から見えるサイン

  • 瓦やスレートがズレている・浮いている
  • 屋根の色がまだらに見える(塗装の剥がれ)
  • 屋根に苔やカビが増えてきた
  • 雨どいが曲がっている、ゴミが詰まっている

室内で気づけるサイン

  • 天井に茶色いシミが出てきた
  • クロスが剥がれかけている
  • 雨の日に「ポタポタ音」がする
  • カビ臭さを感じる

少しでも気になる症状があれば、早めに専門業者へ点検を依頼しましょう。


茨木市・築20年超え屋根の対処法

屋根調査

定期点検を受ける

まずは、専門業者による屋根点検を受けましょう。

茨木市内であれば、地元業者による無料点検サービスを活用するのがおすすめです。

ドローンや高所カメラを使った調査で、屋根に登らなくても状態を確認できます。

部分補修 or 全体リフォームの判断

点検の結果、劣化が軽度であれば、

  • 瓦の差し替え(1枚5,000〜15,000円)
  • 漆喰の補修(3万〜10万円)
  • 棟板金の交換(5万〜15万円) などの部分的な修理で対応可能です。

一方で、

  • スレート屋根で塗膜の剥がれ+多数のひび割れ
  • 防水シートの寿命が切れている
  • 屋根裏に雨染みや湿気がある といった場合は、屋根葺き替えやカバー工法(重ね張り)を検討する必要があります。

費用は工事内容により異なりますが、

  • 屋根塗装:20万〜60万円
  • カバー工法:70万〜130万円
  • 葺き替え:80万〜150万円以上 が一般的な相場です。

火災保険の活用も検討を

自然災害(台風・落下物など)が原因で屋根が破損した場合、火災保険で修理費用がカバーできることがあります

保険申請には、

  • 現地調査と写真撮影
  • 被害報告書の作成
  • 保険会社への申請手続き が必要となりますが、保険対応に慣れた業者であれば申請サポートまで行ってくれる場合も多いです。

茨木市で屋根修理業者を選ぶ際のポイント

ポイント

築20年超えの住宅では、屋根の構造や過去の補修歴などを理解してくれる信頼できる業者選びが重要です。

選ぶポイント例

  • 茨木市周辺での施工実績がある
  • 見積もりが明確で細かい(部材・工法・数量)
  • 点検や相談に柔軟に対応してくれる
  • 保証やアフターサービスが充実している
  • 火災保険の申請サポートに対応している

特に茨木市の場合、屋根修理業者の数も多いため、「どこに頼めば安心なのか分からない」と悩む方も多いです。だからこそ、下記のような具体的な視点で業者を見極めましょう。

地域密着型かどうか

地元に根ざして長く営業している会社は、施工後の対応も丁寧なことが多く、急な雨漏りの際にも迅速に駆けつけてくれる安心感があります。

屋根専門か、総合リフォームか

屋根工事に特化している業者は、知識・経験が豊富で診断力も高く、細かい施工内容に強みがあります。逆に総合リフォーム会社の場合は、提案の幅が広い点がメリットです。

診断報告書・写真提出の有無

点検後に、写真付きの報告書を出してくれる業者は信頼性が高いです。どこが悪いのか、どこは問題ないのかを明確に説明してくれると安心につながります。

しつこい営業をしないか

見積もり後に強引な営業をする業者も残念ながら存在します。「まずは見積もりだけでOKです」と明言している業者を選ぶのがポイントです。

アフターサポートが明記されているか

保証期間や、保証の対象範囲(雨漏り再発時の対応など)が契約前に説明されているかを確認しましょう。

大切なお住まいを長く守るためにも、価格だけで選ばず「提案力」「地域対応力」「信頼性」の3点を意識して選ぶことが、後悔しない屋根修理につながります。


茨木市の屋根修理でよくある失敗と後悔しない方法

屋根修理は決して安い買い物ではなく、一度工事してしまうとやり直しがきかないケースも多いため、「もっと慎重に選べばよかった」と後悔する方も少なくありません。

特に茨木市のように業者の選択肢が多い地域では、失敗も起こりやすくなります。

ここでは、よくある失敗例と、その対処法を紹介します。

失敗例1:価格だけで業者を選んでしまった

【よくある後悔】

  • 工事後に雨漏りが再発
  • 保証がついておらず、再修理に追加費用がかかった

【後悔しない方法】

  • 見積もり内容の”内訳”をしっかり確認(材料・工程・保証の有無など)
  • 必ず2〜3社で相見積もりをとる

失敗例2:飛び込み業者に依頼してしまった

【よくある後悔】

  • 「今すぐやらないと危ない」と急かされて契約
  • 手抜き工事だったが、連絡がつかなくなった

【後悔しない方法】

  • 必ず地元で実績のある業者かどうかを確認
  • 訪問営業された場合は、一度冷静になって調べてから返答する

失敗例3:写真や報告書がないまま契約

【よくある後悔】

  • どの部分をどんな工法で直したのか不明
  • 言われるがままに高額な工事に応じてしまった

【後悔しない方法】

  • 点検時に屋根の写真や劣化箇所の説明を求める
  • 必ず工事前後の写真付き報告書を出してもらう

失敗例4:将来のメンテナンスを考えずに工事内容を選んだ

【よくある後悔】

  • 一時的な補修にしたが、すぐに再修理が必要になった
  • 塗料や素材のグレードが低く、劣化が早かった

【後悔しない方法】

  • 中長期の視点で「あと何年住む予定か」を業者に伝えたうえで提案してもらう
  • メンテナンス周期や耐用年数を事前に確認

失敗例5:工事後の保証や点検がなかった

【よくある後悔】

  • 保証がないため、再発時の費用が全額自己負担
  • 工事直後に不具合が出たが、対応してもらえなかった

【後悔しない方法】

  • 書面で保証内容が記載されているか確認
  • アフター点検があるか・電話対応がスムーズかをチェック

茨木市・築20年越えお住まいの方からよくある屋根に関する質問

Q1. 屋根が古くなってきた気はするけど、どのタイミングで点検したらいいですか?

築20年を超えた時点がひとつの目安です。見た目に異常がなくても、屋根材や防水シートの劣化が進んでいることが多いため、雨漏りなどのトラブルが起こる前に点検を受けるのがおすすめです。

Q2. スレート屋根は塗装だけで持たせられますか?

塗装で延命は可能ですが、すでにひび割れや反りがある場合は、塗装だけでは不十分です。カバー工法や葺き替えを含めて判断するのが安心です。

Q3. 雨漏りしていないのに修理が必要と言われたら信じていい?

はい。雨漏りは劣化の“最終段階”です。表面の劣化や下地の不具合が進行している場合、早めの処置が結果的に費用も安く済むことがあります。

Q4. 修理費用が高額になりそうで不安です…

費用を抑えるために、段階的な修理や予算に応じた提案が可能な業者もあります。また、自然災害が原因の損傷なら火災保険が使えるケースもあります。

Q5. 業者に見てもらうと必ず契約しないといけませんか?

いいえ。無料点検や見積もりは「まず状況を知るため」に利用していただくものです。納得いただけない場合は断っていただいて大丈夫です。

Q6. 一度修理すれば、もう点検はいらない?

屋根は常に劣化が進行しているため、数年おきの点検が理想です。特に茨木市のように台風の多い地域では、年1回の簡易点検でも安心です。

Q7. 屋根修理の工期ってどれくらいかかるの?

工事内容によりますが、部分補修で1日〜数日、葺き替えであれば5〜10日前後が一般的です。天候にも左右されるため、余裕を持ったスケジュールが必要です。

Q8. ご近所へのあいさつや音の問題は?

信頼できる業者であれば、事前の近隣あいさつや養生対応をしてくれます。気になる場合は業者に相談して、丁寧な対応を依頼しましょう。

Q9. 築25年ですが、一度も屋根を触っていません。手遅れですか?

決して手遅れではありません。ただし、劣化が進行している可能性があるため、まずは点検を受けて状況を把握しましょう。対策はまだ間に合います。

Q10. 見積もりや点検をしてもらった内容が正しいのか不安です…

複数社から見積もりを取り、内容や工法を比較するのが安心です。説明が丁寧で、写真付きで状況を示してくれる業者は信頼できます。

まとめ|茨木市で築20年を過ぎたら“屋根は要チェック”

築20年を過ぎた住宅の屋根は、見た目に異常がなくても劣化が進んでいるケースが多く、突然の雨漏りや破損に発展しやすい状態です。

早めの点検で状態を把握し、必要に応じて修理やリフォームを検討することで、結果的に費用も被害も抑えられます

茨木市で「うちは築20年以上だけど、特に異常はないし…」と思っている方も、今こそ一度、屋根点検を受けてみませんか?

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